パルクールとは、フランスの軍事訓練から発展して生まれた、走る・跳ぶ・登るといった移動所作に重点を置く、スポーツもしくは動作鍛錬である。障害物があるコースを自分の身体能力だけで滑らかに素早く通り抜けるため、走る・跳ぶ・登るの基本に加えて、壁や地形を活かして飛び移る・飛び降りる・回転して受け身をとるといったダイナミックな動作も繰り返し行われる[1]。
アクロバットを中心とした「フリーランニング」や l’art du déplacement(原語)という別名があるが、パルクールと同じ概念である[要出典]。
フランス兵士としてインドシナ戦争を生き抜いた父レイモン・ベルと、息子ダヴィッド・ベル(英語版)の二代でパルクールの基盤が創られた。世に広まるきっかけは息子ダヴィッドが仲間と結成した「ヤマカシ」というグループで、アクション性の高い彼らのパフォーマンスがリュック・ベッソンの映画『YAMAKASI』『TAXi2』などで取り上げられて、一躍有名となった[2]。 特別な競技方法や動きの規定はなく、自主的な鍛錬として実践される。一方で、世間からは高度なアクションを要求するエクストリームスポーツとみなされていることが多い。
実践者の多くは、パルクールを通じて身体の機能性と現時点の限界を理解し、その上で鍛錬を通じて今の限界を超えうる方法を模索する。結果、「パルクール実践者はどのような環境でも自由に、かつ機能的に動くことのできる心身を得ることができる」[1]と、日本のパルクールシーンでは主張されている。 また、パルクールが包括するフィールドは非常に幅広く、運動分野のほかパフォーマンス、アート、ライフスタイルや哲学など多岐にわたる、と解説されている[1]。
現在、日本ではURBAN UNIONやmonsterpkなどのプロのパルクールチームが活動している他、アマチュアのチームなども自主的な活動をしている。
